本書は、かつて東京・三鷹で林紘義氏を講師として開催された、全九回の『資本論』学習会の講義を、報告要旨(レジュメ)、講義、参考資料の三部構成でまとめた講義録です。1989年に、この学習会の主催者である学習サークル「タケゾウ会」から初版が発行されましたが、すでに絶版になっており、入手i困難になっていました。この講義録を、全国社研社から新装改訂版として再発行されたものです。。

講義を始めるにあたっての講師の挨拶
『資本論』は、まず「商品」の分析からはじまっている。このこと自体、単純に考えれば不思議ではある。『資本論』なのだから、なぜ直接に「資本」の分析ではないのか、なぜただちに「資本」の概念を与えないのか。しかし、「商品」からはじめるのは必然でもあり、必要なのであり、これのみが唯一の科学的に正しい進み方なのである。それはなぜなのか?「商品」からはじめたのはどういう意義をもっているのか。この「冒頭の商品」の性格は何か。資本主義にとっての「商品」の意義は何か。こうした問題意識をもって参加されれば、この学習会は一層興味深くなるかも知れない。  (林講師)

■著者:林 紘義
■初版:2015年10月15日
■定価:1600
円 + 税
■送料:1冊180円
  2冊以上は送料当センター負担
■判型:A5判
■ページ数:270頁
■発行所:全国社研社
■製作:ういんぐ出版企画センター
《全九回の報告及び講義のテーマ》
第一回 「資本」とは何か?
第二回 「冒頭の商品」の性格について
第三回 「労働価値説」の論証
第四回 「交換価値」の“質的”側面と貨幣の必然性
第五回 商品の「物神的性格」(“呪物的”性格)
第六回 貨幣の諸機能と“価格”(貨幣の「価値尺度」機能)
第七回 紙幣(もしくは“紙幣化”した――して行く――銀行券)とインフレーション
第八回 特殊な商品――労働力、資本、土地等
第九回 『資本論』(「商品」)と社会主義

【第一部】 報告要旨(レジュメ)
【第二部】 全九回の講義
【第三部】 報告要旨と報告のための引用資料
トップページへ移ります

『資本論』を学ぶために
「資本」の基礎としての「商品」

※本書の版元は「全国社研社」ですが、当センターが制作しました。
  ご注文も当センターにて承っております。